老舗企業のサポートプロジェクトが発足 北京


 商務部がこのほど発表したデータにより、全国の老舗企業1600社以上の中で現在経営状態が良好な企業はわずか10%にすぎないことがわかった。この現状に対して、北京市商業企業管理協会が準備を進めていた「北京老舗プロジェクト」が28日に発足した。

 「北京老舗プロジェクト」の担当者の高以道・北京市商業企業管理協会常務副秘書長の話によると、統計では全国の老舗企業は中華人民共和国成立当初の6千社余りから現在は1600社余りに激減した。北京で100年以上の歴史を持つ老舗企業は90社余りしかなく、「北京老舗プロジェクト」は科学的な手段で老舗企業が盛り返すよう手伝うことが目的だ。

 高副秘書長によると、このプロジェクトの第1期事業は、呉裕泰茶葉公司と内聯昇靴業公司の2社のサポートだ。117年の歴史を誇る呉裕泰公司にはCRM顧客管理システムを導入し顧客情報の整理を行うことで、新たな潜在顧客の開発に役立てる。150年以上の歴史を持つ内聯昇公司は28日、北京凡佳詩管理顧問公司と契約を結んだ。凡佳詩管理顧問公司は内聯昇公司のブランドイメージを再び作り上げ、全国にチェーン展開するようサポートする。

                        「人民網日本語版」 2004年6月30日