内蒙古、吉林、遼寧、
百年一回とも言える干ばつに見舞われる


 今年に入って以来、内蒙古自治区の東部、吉林省の西部、遼寧省の西北部などの降雨量は平年の半分以下で、そのうち吉林省の通楡、白城、内蒙古自治区の一部地域では平年同期の2割にもなっていない。夏に入ってから暑い天気が続き、この地域の干ばつはさらに深刻化している。

 国家気象局の気候影響評価室の張強主任は、資料統計によると、これほど長期間の深刻な干ばつは百年に一回しかないという指標に達するものであると語った。

 統計データによると、今回の干ばつ範囲は1965年の中国北部大干ばつよりひどく、作物の播種ができないことや芽が出ない、苗が生長しえないなどの被害をもたらしている。

 張強主任は、6月17日以降、中国北部の一部地域では雨が降り、これら地域の干ばつ状況は緩和されたが、7月には東北地区東部地域ではかなりの降雨量に達するかもしれないが、西部と北部は依然として降雨量が少ないと予測されている。それによって、東北地区の干ばつは北部のほうへ伸展し、南部地域の干ばつは緩和するだろうと予測されていると語った。

                             「チャイナネット」 2004/07/01