小売り企業100社の売上高、前年比41.6%の増


 中国商業連合会はこのほど、全国重点小売り大企業100社の5月の月間報告書を発表した。それによると、5月の売上高は128億1000万元に達し、前年同期に比べて41.6%増加した。うち小売り額は103億2000万元で、同46.6%の増。

 報告書は中華全国商業情報センターが統計してまとめた。5月1日からの1週間の大型連休や、大型デーパートへの客足が大幅に伸びたことから仕入れ、販売とともに旺盛となった。小売りの主要な特徴について、同センターは以下のように分析している。

 (1)夏物衣料商品の販売が好調。気温の上昇により、各種夏物衣類の売り上げが際立って伸びた。従来の麻混合や羊毛などのほか、イタリアや日本からの輸入生地を仕立てた女性物衣料品が人気を集めた。子供服や新生地を採用したカジュアル物の販売も堅調。衣料商品の売上高は前年同期比76.3%増の23億9000万元にのぼった。

 (2)結婚式のピークで宝飾品の売り上げが急伸。5月には結婚式が集中するため、結婚指輪やネックレスなど宝飾品の販売が際立った。高額所得者の間ではダイヤの指輪、若い女性は新デザインの貴金属、衣服とコーディネイトしやすい金の装身具を購入。宝飾品の売上高は前年同期比74.7%増の5億1000万元にのぼった。うち金の装身具は1億3000万元で、同57.7%の増加。

 (3)撮影器材の販売が引き続き増加。長期の旅行を楽しむ人が増えており、しかも5月は観光シーズンだったことから、ビデオカメラやデジタルカメラ、フィルムなどの需要量が増大した。撮影器材の売上高は前年同期比154.9%増の9000万元にのぼった。販売商品別に見ると、ビデオカメラは8046台で、同144%の増加。デジカメは1万8410台で、同183.1%の増加。輸入デジカメは1万5277台で、同63.2%の増加。

                              「チャイナネット」 2004/07/01