IT業界で働く女性、独身期間が長い傾向


 このほど北京で開かれた「第1回IT女性年次総会」で発表されたレポートによると、中国でIT関連の仕事に従事する女性の99%が大卒の学歴を持ち、コンピュータや外国語などの能力を基本的に身に付けており、これらの女性の収入は男性とほぼ同じ水準で、給料全体の水準は他の産業の平均を5〜15%上回ることがわかった。外資系企業の場合はさらに高い給料や、休暇やトレーニングなど完備された福利が与えられる。

 年齢が若く能力や給料が高いといった特徴の裏で、IT関連の仕事につく女性は結婚や家庭などで大きな犠牲を払っている。調査結果によると、これらの女性の86.5%は毎日の勤務時間が8時間を超え、うち4.6%は12時間を超えている。「仕事と家庭を両立している」との答えはわずか16%で、役職が高くなるほど家庭で過ごす時間は少なくなる傾向がある。このほかIT関連の外資系企業では独身女性の数が非常に多く、独身期間は他の産業と比べて4〜7年長い。

 仕事の時間と内容が「高水準」になると、これらの女性の消費や投資にも影響が出て、心身を磨くために金銭を使うようになる。例えば、「休暇を国内や世界各地への旅行に使う」と答えた人は65%に達した。また、余暇を勉強の時間に利用することも流行している。

                          「人民網日本語版」 2004年7月1日