中国建設部の仇保興副部長は5日、蘇州で開催された第28回世界遺産大会で、「中国は、絶えず世界遺産の管理様式と管理手段を整備し、人類の遺産の保護に力を入れる」と表明した。
仇保興副部長は「遺産地区に対するリアルタイムの監視と管理を強化するために、中国は、現代的な情報センサー監視測定技術を用いて、世界遺産を含む20箇所の国家級の景勝地や名所旧跡を監視し、観測すると共に、国家の重点的な景勝地や名所旧跡の監視管理の情報システムを設立した」と述べた。
また、中国国家文物局の単霽祥局長は「世界遺産として申請するに当って、その立脚点を遺産そのものの保護に置くように各級の政府を指導し、一部の地方政府の『申請を重んじ、管理がおろそかだ』といわれる現象を改めるために、中国は、更に厳格な、科学的な基準で、現在の世界遺産申請予定地区を評定する。現有の予備リストには、100あまりの項目があり、その半分以上が取り消されることになる」と述べた。
「CRI」より 2004/07/06
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