労働・社会保障部はこのほど９回目となる「国家職業標準」を公布し、「社会事業者」や「包装デザイナー」などが新職業として正式に認定された。

　国家職業標準は国の職業分類をもとに制定するもので、その職業の内容に即して、従事者の適合性と能力を測る指標。すでに300種余りの職業標準が公布されており、国が職業参入制限の実施を規定している87種についても職業標準を制定した。

　今回公布された標準は14種にのぼり、うち新規職業が11種、内容修正が３種。労働・社会保障部では「今回の標準は新技術や新職業の発展を反映しており、『人を本とする』 理念を前面に押し出したものだ。人文科学の発展に伴ってこの数年、『社会事業者』が徐々に現れており、標準の制定ではこの点を考慮した」と話している。また従事者への要求や、職業自身の発展と変化に基づき、従来の「美容師」と「物流担当者」「広報担当者」の３種の標準内容を訂正・更新した。

　経済・社会の発展は職業を急速に様変わりさせているため、こうした状況に対応して現在、『中華人民共和国職業分類大字典』の修正・補充作業が進められている。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「チャイナネット」　2004年7月5日