1999カ所の自然保護区がわが国の生物の種資源を保護


 現在、わが国にはすでにさまざまなパターン、異なったレベルの自然保護区が1999カ所も設置されており、国土面積の14.4%を占め、そのうち、国家クラスの自然保護区は226カ所。自然保護区の設置はわが国の生物の多様性を保護する上で重要な役割を果たしている。

 記者は国家環境保護総局から次のことを知った。近年、わが国の生物の種資源保護及び管理の仕事において一定の成果が収められ、一部の重要な経済、科学研究と生態的価値のある生物の種資源が保護を受けることになった。自然保護区整備のほか、わが国の農業、林業、環境保全、医療衛生、都市建設などの部門はまた、数多くの作物の種資源バンク、樹木の品種品質資源バンク、植物園、薬用植物資源栽培用地、種用家畜場、原種飼育場、優良品種繁殖場、細胞バンク、胚胎バンクなどを相次いで作り、わが国特有の稀少な、絶滅に瀕している種資源とその遺伝子資源を保護、保存している。このほか、国外から導入したいくつかの種と遺伝子資源も中国の農業、林業、漁業、医薬産業などの生産を促進している。

 現有の生物の種資源関連の法律・法規に基づいて、関係部門はまた一連の相応の付属実施策を制定し、相応の管理制度を確立した。いくつかの省、自治区及び直轄市はまた、それに対応した地方法規、規則及び実施細則を制定しており、それらはいずれも諸部門及び地方の生物の種資源保護と管理を効果的に促している。

                    「チャイナネット」 2004年7月7日