世界遺産委員会中国のカルスト地形の研究に協力


 蘇州で開かれている第28回世界遺産委員会会議に出席している中国建設省の仇保興次官は6日、「ユネスコ・国連教育科学文化機関世界遺産委員会はこのほど、中国の世界遺産申請予備リストにあるカルスト地形について研究するために今年9月雲南省で開かれる国際シンポジウムに資金援助することを決定しました。

 カルスト地形とは石灰岩地区の地表によく見られる溶岩の溝、凹地、地下水の溶食による河などや様々な洞窟及び洞窟の中の鍾乳石、石柱、石の滝などの地形を指していますが、中国におけるカルスト地形の分布は広範囲にわたり、種類も多く、世界でもまれなものとされています。
 現在のところ、中国は30ヶ所の世界遺産を擁し、そのうちわけは22ヶ所の文化遺産、4ヶ所の自然遺産と4ヶ所の文化・自然二重遺産となっています。

                                  CRI 2004/07/07