海洋経済の生産額、2010年にはGDPの5%に


 国家海洋局の孫志輝副局長は7日、海洋経済分野の生産額を2005年までに国内総生産(GDP)の4%、2010年には5%とする計画を明らかにした。

 中国の海洋経済分野における生産額は、2003年には年間1兆77億元の規模に達し、GDPの3.8%を占めた。海洋経済分野の産業構造も改善が進んでいる。第7次五カ年計画(1986〜1990年)の初期と2003年を比較すると、第一次産業、第二次産業、第三次産業の比率(全体を100とする)は51:16:33から28:29:43になった。第一次産業の割合が大幅に減少する一方、第二次、第三次産業は比較的早いペースで成長し、バランスが改善されている。海洋関連産業の主力分野の就業者数は、2001年末現在に719万人に達した。中国では現在、環渤海、長江デルタ、珠江デルタの三大海洋経済区がほぼ形成されている。海洋経済分野のうち、3地区の2003年の生産額は、全国の82.3%を占めた。

 孫副局長によると、中国は今後、海洋経済の発展を加速させるとともに、海洋の生態環境の保護をさらに重視する方針だ。全面的かつ合理的な海洋資源の開発と利用により、海洋経済の持続可能な発展を図る。

                       「人民網日本語版」 2004年7月8日