鳥インフルエンザ、衛生部が緊急通知を発表


 安徽省巣湖市で高病原性鳥インフルエンザが発生したことを受けて、衛生部は7日、現地の対策活動に関する緊急通知を出して、感染地域の省レベル衛生行政部門に対し、作業人員を適時現場に派遣して処理対策や伝染病学的調査に協力し、現地の対策プランの制定・実施を指導するとともに、関連情報を適時フィードバックするよう求めた。

 感染地域の疾病予防コントロール機関には、死亡したニワトリに接触した人やこのニワトリを養殖していた人を登録し、指定専門家による訪問指導や毎日の体温測定を行うほか、健康報告制度を実施して、情報を上級機関に報告することを求める。高リスクの人(獣医、動物の飼育・販売・運搬・加工などに従事する人)と彼らに密接に接触する人に対しては、鳥インフルエンザウイルスの抗体レベル測定を行い、児童を含む家族に対しても医学的観察を実施するとしている。

 同通知は各レベル各種の医療機関に対し、鳥インフルエンザの感染患者と死亡患者、および原因不明の肺炎患者に関する情報を、ネットワークを利用して直接報告するよう求めている。

                   「人民網日本語版」 2004年7月8日