東中国海の海底資源調査で日本に厳正な申し入れ


 日本は7日、東中国海で日本側が一方的に主張しているいわゆる「中間ライン」より東側の、中日両国が領有権をめぐって論争している海域で海底資源調査を始めた。これに対して、外交部の王毅副部長は同日、日本の阿南惟茂駐中大使を緊急に呼び、日本に厳正な申し入れをした。

 王副部長は「東中国海はまだ境界線が定まっておらず、中日両国はこの問題をめぐって論争している。いわゆる『中間ライン』はただ日本側が一方的に主張しているだけで、中国がこれまで認めたことはなく、また認めることもできない。日本側のこうした自分の主張を他人に押し付けるようなやり方を、中国は決して受け入れられない。日本側のこうした挑発的行為は非常に危険であり、中国は断固として反対する」と指摘した。

 さらに王副部長は「東中国海の境界線確定は、交渉による解決こそ唯一正しい選択だ。日本が国際法ルールを守り、両国の論争海域で中国側の主権と権益を侵害する行為を直ちに停止することを、中国は強く要求する」と強調した。

                     「人民網日本語版」 2004年7月8日