李肇星外相、中国側の台湾問題での立場に
真剣に対処するよう米に要求


 李肇星外相が8日北京でアメリカのライス国家安全保障担当大統領補佐官を会談を行い、「アメリカ側が、台湾問題がもつ敏感性と当面の事態の深刻性を十分に認識し、中国側のこの問題についての厳正な立場に真剣に対処するよう要求する」と述べました。

 李肇星外相はその際、台湾への先進的武器の売却及びアメリカと台湾との軍事関係、台湾との政府間往来、そして主権国家だけが参加できる国際機構への台湾の参加支持などを中止するようアメリカ側に求めた上で、「こうしてこそ、中米関係の安定した発展と台湾海峡地区の平和と安定を維持することができる」と強調しました。

 これに対しライス大統領補佐官は、「アメリカのブッシュ大統領は、これまで一つの中国の政策を実施していくと何度も表明しており、中米間の三つの共同コミュニケの主旨を堅持し、いかなる"台湾独立"の活動をも支持しない。アメリカ側は台湾海峡地区での動乱発生を希望しておらず、台湾当局による米中関係への妨害も望んではいない」と述べました。

                                 CRI  2004/07/09