上半期の乗用車販売台数が29%増加、112万台に


 今年6月、全国乗用車市場では成長率が大幅に落ち込み、単月の乗用車販売台数は16万4900台で、前年同月に比べてわずか2%の成長に止まり、前月比7.8%減少した。しかし第1四半期の高度成長に支えられて、上半期の乗用車販売台数は前年同期比29.4%増加の112万3200台に到達した。

 乗用車メーカーの成績を見ると、上海VWは、6月の月間販売台数が月間販売台数ランキング1位の上海通用(上海GM)に3202台、同2位の広州ホンダに470台及ばず3位となったが、上半期全体では計17万9100台を売り上げて販売台数トップになった。上半期の販売台数成長率を見ると、トップは長安フォードの570.6%で、以下、北京ヒュンダイ、上海GM、奇瑞、広州ホンダなどが続く。前年同期と比較した販売台数の増加の絶対量では、上海GMが6万7870台でトップだった。これと同時に、統計データは一部企業が市場に突きつけられた難題に直面していることを示す。6月の販売台数が前年同月に比べて最も大きく減少した企業は、減少率が57.4%にも達した。上半期販売台数が前年同期より最も大きく減少した企業の減少率は44.8%だった。こうしたデータは、市場競争の激化にともない、乗用車メーカーの二極分化がさらに進行中していることを示すものだ。

                       「人民網日本語版」 2004年7月12日