米政府の「西蔵問題」大統領報告に反対 外交部


 外交部の章啓月報道官は12日、米政府がこのほど米議会に提出した第2回「西蔵(チベット)問題」に関する大統領報告についての記者の質問に答えた。一問一答は次のとおり。

 ――米政府はこのほど「2003年会計年度国務省予算」関連条項の要求に基づき、第2回『西蔵問題』に関する大統領報告を米議会に提出したが、中国はこれについてどう論評するか。

 西蔵は中国の一部であり、西蔵の統治は純粋に中国の内政だ。米国が国内法に基づいて提出した大統領報告で、事実を顧みず、中国の西蔵統治をあれこれ取り沙汰し、ダライラマによる祖国分裂行動を煽り立てるのは、国際関係の基本的ルールと中米3つの共同コミュニケの原則に背くことであり、中国の内政に対する干渉である。中国はこれに断固とした反対を表明する。

 中国中央政府のダライラマに対する政策は明確だ。ダライラマが本当に「西蔵独立」の主張を捨て、祖国分裂活動をやめ、西蔵は中国の不可分の一部であると公に声明を発表し、台湾は中国の不可分の一部であると認めるのであれば、われわれは彼と接触、協議することもできるのだ。

 われわれは米国が事実を尊重し、西蔵は中国の一部であると認め、「西蔵独立」を支持しないと何度も重ねて表明してきた約束を実際の行動によって守り、西蔵問題を利用して中国の内政に干渉することをやめるよう要求する。

                     「人民網日本語版」 2004年7月13日