中国、社会全体を動員してエイズの抑制に


 中国の王隴徳衛生次官は12日、バンコクで開かれてた第15回エイズ大会で、「中国の一部地区や特定の人たちの間でのエイズの発病率と死亡率は非常に深刻な状態にあることから、中国政府は、社会全体、特に民間機構を動員して、その蔓延防止に全力を上げていく」と述べました。

 UNAIDS・国連合同エイズ計画のピーター・ピオット事務局長もこの会議で発言し、中国がエイズ抑制で払ってきた努力を高く評価したあと、エイズ抑制での承諾をよりよく実行に移すよう中国に期待しました。

 世界最大の独立した人道的医療救助組織である国境のない医師団は当日の会議で、自由貿易協定を締結する際、先進国が特許の保護を必要以上に強調したことから、これら協定に署名した発展途上国の薬品価格の高騰を招き、そのエイズ医療項目の実施が困難に陥っていることを指摘しました。

                               CRI 2004/07/14