中国地震台のネットの測定によると、12日午前7時ごろ、チベット西南部にあるシガツェ(日喀則)地域のチョンパー県付近で、震度6.7の地震が発生した。震央はチベットの首府のラサ市から約680キロのところで、今のところ、人員の死傷報告は出ていない。
伝えられるところによると、チョンパー県には約2万人がおり、震央地区は、海抜が5000メートル以上のところで、人家は少ないとのことであるが、当地の住民は純粋な遊牧民で、住居は分散しており、交通が極めて不便なため、死亡者や家屋崩壊の具体的な統計結果が出るのは、早くても15日間ぐらいかかるとのことである。
中国地震局は地震現場へ作業グループを派遣して実際の情況を把握することにしている。また、緊急救援チームも現場へ行く準備を整えている。
回良玉副総理は12日北京で、「中国は現代的な地震災害予報システムを設立し、国家から地方ないしコミュニティの救援システムと保険制度によって、地震によりもたらされる災害を減少させることに努力する」と述べた。
これは12日に行われた第3回大陸地震緊急救援巨大災害保険国際大会の開幕式で述べられたもので、42の国や地域から来た500余りの代表がこの会議に出席している。
関係筋よると、中国は政府の救助システム、社会の慈善寄付システム及び企業の保険システムから構成される保険ネットワークを設立し、地震災害による人々の財産、生命にもたらされる被害を軽減していくとのことである。
CRI 2004年7月14日
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