中国国務院、下半期のマクロ経済の調整方針を
決める常務会議を開く


 中国国務院の温家宝首相は14日北京で常務会議を召集し、上半期のマクロ経済の調整実績をまとめ、下半期の調整方針を検討しました。

 会議の中で、「マクロ経済の調整を強化するため講じた一連の措置は着実に実施され、明らかな効果を上げたことから、国民経済は安定かつ順調な発展を保っている。最も集中的に現れたのは経済活動の中の不安定で、リスクの高い要素が抑えられたことである」と指摘しました。

 会議では、また下半期のマクロ経済を調整する重点について説明し、その中には農業特に食糧の生産にさらに力を入れ、食糧生産と農民の負担を軽減し、その収入を高めるための関連政策と措置を講じ、着実に実施すること、対外開放を拡大し、輸出入と外資導入の関連作業を着実に行うこと、社会の安定を保つため、土地の無断使用及び都市や農村における住宅の取り壊しや移転作業の中で現れた矛盾など人々の利益と密接に関係する問題を高度に重視し、解決させることなどが含まれています。

                               CRI 2004/7/15