浙江省工商局によると、国家工商総局商標局はこのほど新たに15件を国内の著名商標に認定したが、同省では「潔麗雅」と「AAA」「五芳齋」「華立」の４件が認定され、新規増加数で最多となった。浙江省の著名商標はこれで合計36件に達し、上海市と江蘇省、山東省を抜いて初めて全国のトップに。現在、認定著名商標は合計362件。

　４件の商標はいずれも業界でトップクラスの企業が所有し、関係業界での知名度も高い。「潔麗雅」は浙江潔麗雅毛巾（タオル）有限公司の商標。タオルやタオルケットなどを生産する全国最大メーカーの１つ。「AAA」は寧波AAA集団有限公司が所有する。主要商品はトランプで、販売量で５年連続世界１位を記録した。「五芳齋」は老舗の商標。粽（ちまき）が主力商品の浙江五芳齋実業股?有限公司が所有する。「華立」は電気メーターの商標で、浙江華立控股（持ち株）有限公司は同業界でトップ企業の１つ。

　著名商標に認定されると、『工業所有権の保護に関するパリ条約』や『商標国際登録に関する条約』など国際的な条約によって保護されるため、その商標は権威性や国際性、唯一性、排他性などを有することになる。ある紡績製品輸出企業の社長は、感慨深げにこう話す。「著名商標は国内製品を輸出するためのパスポートであり、競争市場を優先的に通行する証明書、知的財産権という特許を得た証明書でもある」。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　｢チャイナネット｣　2004/07/15