筑波大学の遠藤誉教授のグループが行った国際学力調査(文部科学省受託研究)で、中国の学生は数学・物理・化学などで、日本の学生は生物・ITなどで学力が高いことが明らかになった。
調査は昨年10月から今年2月にかけ、中国・日本・韓国・シンガポールの大学1年生と4年生、そして中国・日本・韓国の高校1年生を対象に行われた。学年毎に各国の優秀校2〜4校が選ばれ、計2300人を調査。
数学では、中国の高校1年生が難問で驚くほど高い能力を示した。大学生の数学では、中国と日本の1年生は差がないが、4年生になると中国が日本を上回った。大学生の物理では、中国と日本は大差がなく、シンガポールがこれに続いた。大学4年生の化学では、中国は平均61点、日本は58点、韓国は43点、シンガポールは35点。日本の学生が最も苦手とした英語では、中国の学生は読解で、韓国の学生はヒアリングで最高点を上げた。
「人民網日本語版」 2004年7月15日
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