吉林省長春市ではこのほど、第一汽車集団公司を中核とする敷地面積約100平方キロメートルの自動車産業基地「長春国際自動車城」の建設計画がスケジュールに組み込まれ、下半期にも着工する見通しになった。
「長春国際自動車城」の建設予定地は吉林省長春市の南西部に位置し、3つの区にまたがっている。最終的には、自動車製造、研究開発、サービス貿易を一体化した全国最大の自動車産業基地を建設する。
「長春国際自動車城」完成後は、主に次の4つの事業を進める予定。
(1)完成車生産では、乗用車の技術革新、エコノミー型乗用車の開発、トラックの新製品に関する国際協力、トラック「解放」や乗用車「紅旗」の生産基地の整備を進める。
(2)自動車部品の生産・加工では、世界の有名企業との合弁や提携を積極的に進め、国内外の企業を長春市に誘致する。
(3)自動車に関する貿易・サービスでは、物流施設と物流情報のインフラ整備を進め、物流関連の政策を整える。また、中古車市場の発展や、自動車ローン、自動車保険、レンタカー事業、アフターサービスシステムを整備する。
(4)研究開発分野では、国際水準の自動車研究開発センターを建設し、導入技術の消化・吸収を急ぐとともに、革新・開発・設計の独自実行能力を強化する。
「人民網日本語版」 2004年7月16日
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