公安部局長、今後5年間の麻薬撲滅措置を解説


 公安部禁毒(麻薬撲滅)局の楊鳳瑞局長は14日午前、外交部の外国記者プレスセンターに招かれ、中国の麻薬撲滅活動について国内外の記者と中国に駐在する大使館広報官に解説した。

 楊局長は、中国政府が今後強化する麻薬撲滅活動におけるいくつかの主要措置について解説した。主な内容は次のとおり。

 胡錦濤国家主席は今年4月15日、中央政治局常務委員会を招集し、中国の麻薬撲滅活動について専門的に検討させた。国務院は国家禁毒委員会の2004―2008年の麻薬撲滅活動計画を批准した。今後5年間の主要な措置は次の5つである。

 (1)麻薬犯罪を厳しく取り締まり、麻薬の出所を徹底して押さえる。国外の麻薬の出所を含み、国内で製造された麻薬の出所や麻薬原料の不法ルート流入問題など、こうした分野で更に力を入れる。

 (2)麻薬使用を戒め、やめさせるキャンペーンを強力に展開し、麻薬のないコミュニティーをつくり、麻薬使用がもたらす危害を抑える。

 (3)麻薬予防教育を強力に展開し、新しい麻薬使用者の増加を断固抑える。

 (4)国際麻薬撲滅協力を強力に強化し、国連麻薬統制計画(UNDCP)との協力を含め、麻薬撲滅の地域協力と二国間協力を強化する。

 (5)麻薬撲滅に対する予算投入を増やし、麻薬をやめようとする人のための生活保障を提供する。麻薬撲滅を強化する立法措置と法執行を含め、麻薬撲滅の科学研究を強化し、麻薬撲滅チームの育成強化と麻薬撲滅経費の投入を増やす。

                     「人民網日本語版」 2004年7月16日