中国のコンテナー貨物輸送量、世界全体の19.4%に


 中国交通部によると、中国のコンテナー数はすでに世界5位、貨物輸送量は世界全体の19.4%を占めるに至っている。

 経済と対外貿易の安定的、かつ急速な発展にともない、沿海地域の港は中国の経済をグロバールな世界経済と結びつける掛け橋の役割を果たしている。コンテナー船による輸送は、その効率の高さ、利便性、安全性などの利点から、主な交通輸送の手段となっている。

 2003年のコンテナー取り扱い量は4800万標準ケースに達し、昨年同期と比べて30.9%の伸びとなり、アメリカを抜いて世界トップとなった。上海港と深せん港のコンテナー取り扱い量はいずれも1000万標準ケースを上回り、世界の港で3位と4位となった。

 近年、コンテナー輸送のインフラが絶えず改善されつつあり、市場化のプロセスも加速しており、企業の規模が拡大し、サービスの質も向上しつつある。「第九次五ヵ年計画」期のコンテナー取り扱い量の伸び幅は年平均30%にも達している。

 交通運輸の状況から、その国の経済、特に対外貿易の発展ぶりが伺えるといわれているが、コンテナー取扱量の急速な伸びは、中国の工業化の発展の度合いと対外開放の度合いが絶えず向上していることの現れである。2003年の中国の対外貿易総額は8512.1億ドルに達し、前年より2304億ドル伸び、1980年以来最も速いテンポで伸びている。2003年のコンテナー取扱量もそれ相応に増え、1100万標準ケースの伸びを示した。

                        「チャイナネット」 2004年7月21日