中国・白山で第1回 国際ミネラルウォーター祭を開催


 吉林省白山市政府は7月19日、北京で開かれた記者会見で、中国・白山第1回国際ミネラルウォーター祭を、8月18日から20日まで、吉林省白山市で開催すると発表した。

 白山市は吉林省東南部、長白山の中部に位置する。中国東北の辺境地区である。もとより「立体資源の宝庫」と呼ばれる長白山自然保護区は、その60%の面積が白山市にある。同市の森林面積は1万4761平方キロメートル、森林被覆率は83%に達している。鴨緑江、松花江の2大水系をもち、12の河川が流れ、水資源は合わせて80億立方メートル。それは同市にすばらしい地質と自然景観、豊かな鉱物資源、特別な動植物資源をもたらしている。

 白山市の天然ミネラルウォーターは、非常に豊かである。現在、すでに発見されたその水源地は130カ所、水量は一日あたり26万立方メートル。水源地は大部分が豊かな緑に覆われた森林の中にあり、水質がすぐれ、汚染がなく、水流が安定している。2003年、国際飲料水資源保護組織(IFPDW)は、数次にわたり白山市に調査員を派遣、そこで採取した水のサンプルをニュージーランド本部へ送り、203項目にわたる化学分析、検査測定、審査を行い、白山のミネラルウォーターが「アルプス山脈や、北コーカサス地方の天然ミネラルウォーターに匹敵する」とそれを高く評価した。

 白山ミネラルウォーターには、数多くの種類がある。冷泉あり、熱泉あり、炭酸型、アルカリ型、リチウム型、また多種の元素混合型などもあり、人々の異なる需要を満たして、健康を促すことができるという。

 白山市は長年、「保護する中で開発し、開発する中で保護する」という方針を貫き、ミネラルウォーター産業を科学的に計画し、その資源を合理的に開発してきた。現在、すでに年間100万トンの生産能力をほこり、資源の保護開発と産業の持続可能な発展を実現している。同市はIFPDWにより、「中国白山市長白山ミネラルウォーター資源の持続可能な発展モデル地区」と「中国国際ミネラルウォーター城」と名付けられた。国内の有名な飲料水メーカー数社が、すでに白山市に工場を建設し、天然ミネラルウォーターを開発して大きな成功を収めている。

 国際ミネラルウォーター祭では、オーストラリア、アメリカ、フランス、日本、韓国、ロシア、中国の専門家たちが、ミネラルウォーター開発をテーマとした学術フォーラムを行う。また、内外のビジネス客を招いて、ミネラルウォーターの水源地や長白山の自然生態環境、生産企業などを視察する予定。白山市は、この機会に資源のメリットや投資環境について紹介、さらに多くの内外企業と協力関係を結び、ミネラルウォーターを共同開発したいとしている。

                     『人民中国』インターネット 2004/07/23