中国政府、少数民族の言語と方言の保護と発展を改めて表明

 
 中国教育省言語文字応用管理局の楊光局長は25日、北京で開催中の第89回世界エスペラント語大会で発言し、「中国政府は、少数民族の言語と方言をこれからも保護し、その発展を図っていく」と強調しました。

 楊光局長はその際、「中国には合わせて80以上の民族的言語があり、人口のもっとも多い漢民族でさえ、色々な方言を有している。このような状況を前に、中国の立法機関と各級政府は、言語の平等、及び言語の多様化と協調的統一のため、長年努力してきた」と述べました。

 中国の憲法は、各民族はいずれも自らの言語文字を発展させる自由があると規定しており、民族区域自治法など法律法規も、各民族の言語の使用について詳細な規定を設けています。この他、中国政府は、標準語の全国での普及を推進すると同時に、方言の応用価値と文化的価値にも注意し、方言の使用と発展を保護しています。

                               CRI  2004/07/26