北京市、安全生産救援基地を建設へ


 北京市は政府のホームページで『安全生産活動のさらなる強化に関する国務院の決定を貫徹し着実に実施する若干の意見』の全容を公開した。この中で北京市政府は、生産安全救急指揮センターや、鉱山・危険化学品生産安全救援基地を建設するとともに、建築・危険化学品応急救援チームを編成するほか、救急・避難・現場医療・緊急対策などの訓練を定期的に実施する方針を打ち出した。

 また『意見』は、2008年までに、全市の鉱工業・土木建築関連企業の事故死亡者数、炭坑での100万トンあたりの死亡率、道路交通輸送での車両1万台あたりの死亡率などの指標数値の大幅低下を実現するとともに、完備された安全生産法体系と安全生産に関する適正化された法秩序をほぼ確立することを提起。さらに2015年までに、安全生産をより一層徹底化して、国内総生産(GDP)1億元あたりの死亡率、10万人あたりの死亡率などの指標数値で世界の中等先進国レベルを達成あるいはそれに近づける、としている。

                           「チャイナネット」 2004/07/27