中国、国家賠償法の一層の改正と健全化をはかる


 日本の最高裁に当たる中国最高人民法院の渓暁明副院長は27日ある会議の席上、「国家賠償法の改正と健全化の過程で、人権を十分に尊重する司法的理念を確立していく」と強調した。

 渓暁明副院長はその際、「『人を基本とする』考えをこの法律に改正を加え、健全化していく上での全般的指針とし、特に国家機関の職権の違法行使により、かつて侵害を受けた公民と法人とその他機構の権益を尊重し、保護しなくてはならない」と述べた。

 今年5月は、中国の国家賠償法の公布10周年に当たるが、この10年来、国家賠償法は、法に基づき、公民、法人とその他機構の合法的権益を保護し、国家機関の法に基づく職権行使を促す上で大きな推進的役割を果たしてきた。

                             「CRI」より 2004/07/28