トヨタ「カムリ」合弁生産、認可への手続き順調


 中国の自動車メーカー、広州汽車と日本のトヨタ自動車はこのほど、自動車生産の合弁事業に関する国務院の承認を受けた。27日に広州の消息筋が明らかにした。トヨタ中国事務所によれば、2社が設立する合弁会社では、中型乗用車「カムリ」を生産する計画だ。

 トヨタ中国事務所の楊紅堅副主任は27日、「認可取得の報告を広州汽車から受けたばかりだった」と延べ、合弁会社設立に関する情報を事実と認めた。楊副主任によると、同プロジェクトの申請手続きは広州汽車が担当している。

 プロジェクト実現のためには、完成車合弁事業の認可証書を受けた後、さらに国務院によるプロジェクト提案書の審査、国家発展改革委員会によるプロジェクト実行可能書の審査、商務部による合弁プロジェクト計画書の審査を受ける必要がある。現在、同プロジェクトは国務院の審査を通過した段階で、まだ最終的な認可証書は取得していない。楊副主任は、「われわれは1日も早く最終的な認可を得たい」と話した。

                       「人民網日本語版」 2004年7月29日