北京に国内初の西洋料理コック養成基地を建設へ


 北京西洋料理業協会の陳立群会長は先ごろ開かれた「北京西洋料理文化フェスティバル」の開幕式で、全国に向け西洋料理のコックや管理・サービス要員を養成するための国内初の西洋料理コック養成基地を北京に建設する考えを明らかにした。

 また陳会長は「北京の西洋料理業は、ほかの省や直轄市に比べ立ち遅れている」と指摘。統計によると、広州では西洋料理店の数はすでに3600軒にのぼり、上海でも1600軒を超えている。北京は統計では約600軒と、瀋陽や天津、大連など周辺都市に比べても遅れている。

 北京では、人材がかなり不足しているため、年俸50万元(1元は約13円)を提示しても西洋料理の総料理長を招へいできないのが現状。2008年にはオリンピックが開かれ、西洋料理への質の高いサービスが求められていることから、北京西洋料理業協会は人材不足解決に向け西洋料理コック養成基地を建設することにしたもの。

                           「チャイナネット」 2004/07/29