ソフト産業の発展促進に6方面の措置 呉儀副総理


 大連市で27日、アジア太平洋地域のソフトウエア・情報サービスの国際協力をめぐる閣僚級会議・企業家ハイレベルフォーラムが開催された。フォーラムでは国務院の呉儀副総理がスピーチした。スピーチの骨子は次の通り。

 中国政府は、ソフトウエア産業を優先的発展を目指す戦略的産業と位置付けている。ソフト産業の発展環境を絶えず改善し、迅速な発展を促進していく。

 政府は6方面の措置を採択して、ソフト産業の発展を促進する。

 (1)「ソフトウエア産業振興行動綱要」で確定した発展目標の実現に努力し、ソフト産業の発展に向けた中長期計画を検討・制定する。

 (2)科学技術による貿易振興戦略を着実に実施し、ソフト輸出にとって良好な政策的環境を引き続き整備する。

 (3)外資導入奨励の方針を堅持し、海外企業のソフト産業への投資の拡大を引き続き奨励する。

 (4)人材を積極的に育成・導入し、企業の技術革新力の強化を推進し、知的財産権の保護を重視する。

 (5)大企業戦略の実施を堅持し、コア競争力を持つソフト企業を重点的に支援する。


 (6)改革を深化させ、競争を奨励し、ソフト企業の管理強化を促進し、体制の改革を加速させる。

 知的財産権の保護は、ソフト産業発展の重要な要素となる。権利を適切に保護すれば、企業のソフト開発への積極性を保護し高めるだけでなく、ソフト産業の盛んな発展を促進することが可能だ。

                      「人民網日本語版」 2004年7月29日