上半期の乗用車生産比率は47%


 第2四半期以降、国内の乗用車販売は3カ月連続して落ち込んだが、上半期を見ると、乗用車の生産・販売の増加幅はバスや商用車を上回って30%を超えた。乗用車の生産比率は昨年末に比べ2ポイント上昇して47%を占めた。

 中国自動車工業協会の統計によると、上半期の自動車生産台数は前年同期に比べ27.1%増の267万1000台、販売台数は同24.15%増えて255万3600台に達した。うち乗用車の生産台数は124万6100台で、増加率は前年同期比9.27ポイント上昇して36.37%、販売台数は113万2000台で、増加率は同7.44ポイント上昇して31.59%。

 バスの生産台数は67万8600台、販売段数は66万6000台で、それぞれ22.64%に13.63%の増。商用車の生産台数は75万2400台、販売台数は75万5600台で、それぞれ17.7%、23.79%の増となった。

 上半期の新規在庫は、乗用車を中心に12万3500台。鉄道輸送がひっ迫し、道路輸送の需要が伸びていることから、商用車の販売台数は生産台数を3200台上回った。

 先進国では一般に、乗用車が自動車総生産台数に占める割合は60〜70%以上。この数年来、マイカーの増加に伴い乗用車の生産・販売がバスや商用車より増えているため、自動車構造は絶えず合理化され、乗用車の占める比率も上昇し続けている。

                       「チャイナネット」 2004/07/30