北京のデジタルテレビ視聴、年内に10〜15万世帯に


 全国人民代表大会北京団は7月30日、北京の文化産業を視察し、棕櫚泉国際公寓(マンション)を見学した。このマンションではすべての世帯でデジタルテレビを見ることができる。北京のデジタルテレビ局、北京数字電視は、自動車番組や育児番組を始めとした7つのチャンネルをすでに開通させ、各世帯では番組の放映のリクエストや予約を行うことができる。

 北京数字電視にとって業務拡大を制限するボトルネックは、家庭用テレビに接続して追加機能を提供するデバイスであるセットトップボックスの普及問題だ。北京では現在、セットトップボックスを利用してデジタルテレビを視聴する家庭は1万1千世帯だが、今年末には10万〜15万世帯に増加すると見られる。また、北京広電集団と北京市宣武区政府は共同で電子政務やデジタルテレビサービスを展開する計画だ。高級ホテルの約10万の客室にデジタルテレビ用セットトップボックスを導入するなど、中・低収入階層の一般市民のセットトップボックスの利用を重点的にサポートしていく。

                         「人民網日本語版」 2004年8月2日