中国銀行、北京五輪の協賛銀行に


 北京オリンピック組織委員会はこのほど、中国銀行が2008年北京五輪の協賛銀行になったと発表した。中国銀行は2008年北京オリンピックと同年に開催されるパラリンピック、北京オリンピック組織委員会と中国オリンピック組織委員会のほか、2006年の冬季オリンピックと北京オリンピックに参加する中国代表団に十分な資金や金融商品、その他の関連サービスを提供する。

 中国銀行は銀行商品について2008年北京五輪のシンボルマークと、これに関係する排他権を持つことになる。具体的には、商業銀行や投資銀行の商品とサービスについて独占的に北京オリンピック組織委員会に金融サービスを提供するとともに、前記商品などの広告や宣伝、市場開拓などの権利を独占享受する。

 業界関係者は「オリンピックを賛助することで、中国銀行には長期にわたって経済的利益がもたらされるだろう。協賛は同行の長期発展戦略に合致し、株式制への再編にもプラスだ」と評価する。

 金融サービス面を見ると、北京五輪の予算は約20億ドルにのぼり、市場開発による収入(業界の協賛や賛助企業からの資金、社会各界からの寄付による収入)なども中国銀行を通じて決済することになり、これだけでもかなりの業務量に達する。

 中国銀行関係者は「中国銀行にとって、オリンピックの協賛銀行になることは決して開催期間、17日間だけの賛助にとどまらず、5年間、つまり、今年契約した日から換算して2008年末まで業務拡販のチャンスがもたらされることになる。世界的に見ると、オリンピック協賛の影響力は開催後も約10年間はその効果は続いており、長期にわたりブランドによる収益取得が期待できる」と話している。

                          「チャイナネット」 2004年8月17日