大興安嶺が中国北部の新興観光地に


 統計データによると、今年1−7月に、大興安嶺地区を訪れた観光客は8万人に達し、観光による収入は4千4百万元余りとなった。観光業はますます大興安嶺地区にとって、有望な「新興産業」となりつつある。

 大興安嶺は中国の最北部にあり、中国北部の国境地帯に位置している。その特有の広大な森林資源、神秘的なオーロラ及びオロチョン族のユニークな風俗などで世界にその名を馳せている。中国南部では暑い真夏なのに、ここは爽やかな空気が漂い、美しい風景が大勢の観光客の目を引き付けている。そして、中国古代の?卑族はここをルーツとしており、オロチョン族風情の庭園もあり、広くその名を知られている北極村もある。夏は、オーロラを見るのに一番良いシーズンである。

 現在、大興安嶺地区では、すでに「神州北極」観光ツアー、オロチョン族風情見学ツアー、トプクル(多布庫尓)川下り、狩猟、釣りツアー、樹木伐採体験ツアー、森林スキーツアーなどの観光商品が開発され、チャゴダチ(加格達奇)を中心とする総合観光産業も形成されつつあり、大興安嶺地区は特有の「神州北極」観光資源で、内外にその名を知られるようになっている。

 最近、大興安嶺地区の観光部門は専門家たちのアドバイスを参考にして、中国北部国境の歴史遺跡見学ツアー、オロチョン族などの少数民族風情見学ツアー、冬季森林雪原見学ツアーなどの観光商品の開発に全力を挙げ、数年のうちに大興安嶺を中国北部の観光名所に築き上げるという観光業発展の青写真を描いている。

                      「チャイナネット」 2004年8月25日