出版物販売、海外や産業界も参入する競争時代へ


 中国出版化学研究所は24日、「2003-2004年 中国出版業の状況と予測白書」を発表した。同白書は、出版物販売業の全面開放に伴い、中国の出版物販売市場は国有資本や民間資本、海外資本、産業界の資本が競争する時代に突入するとしている。

 中国出版科学研究所のカク振省副所長は「まず外資の参入が活発化する。世界的な出版販売資本が中国市場に参入し、中外合資または合作の出版卸売企業が著しく増加する。次に産業界が出版物販売業を新たな投資先として、さらに大きな規模で市場に参入するだろう」と予測する。

 海外や産業界からの新たな資本参入は、これまで国有の新華書店と民間資本が支配してきた出版物販売ルートの構図を変え、中国の出版物販売業の国際化を大きく加速させるとみられる。

                       「人民網日本語版」 2004年8月26日