経済社会発展計画の実施状況を報告 発展改革委主任


 第10期全国人民代表大会(全人代)常務委員会・第11回会議の全体会議が26日に開かれ、国家発展改革委員会の馬凱主任が「国民経済と社会の発展計画」の今年度の実施状況について、国務院の委託を受けて次のように報告し、下半期の経済目標達成に向けた措置を説明した。

 今年に入ってからの経済と社会の発展情況は、中国共産党中央と国務院が決定した一連のマクロコントロール政策が、正確、適時かつ効果的だったことを示している。マクロコントロールの強化と改善により、経済運営上の目立った矛盾と問題が解決され、国民経済と社会の穏やかな高度成長が保証された。

 今年は経済全体がマクロコントロールの想定した方向に発展している。高度成長と高効率性が維持され、上半期の国内総生産(GDP)は9.7%の成長を示した。だが、これらの効果はまだ初歩的・段階的なものである。わが国のマクロコントロールと改革は、依然として正念場にある。不健全・不安定な要因の出現による問題の再発を適切に防止し、マクロコントロールの目標実現を確保し、比較的長い時間をかけて、安定的で調和の取れた、健全な発展に向けた良好な環境と条件を整えなければならない。

                      「人民網日本語版」 2004年8月27日