北京市、地下鉄1号・2号線の設備を更新


 北京市地下鉄運営公司は今年から、2007年の完成をめざして地下鉄1号線と2号線の設備更新に着手する。車両や軌道などが主体。

 北京初の地下鉄・1号線の第1期工事、莱果園から復興門までの区間は1965年に着工、1969年に開通した。運行してすでに35年がたつ。

 完成後は、1号・2号線の潜在的危険性は解消され、車両・設備の技術レベルや安全への信頼性は向上する◇車両や設備の故障率は大幅に低下する◇オリンピック開催の2008年に予想される輸送量を確保できる◇駅構内や車内の環境が改善され、乗車する快適性が増す◇1キロ平均の職員数を100人まで抑制でき、コストが低減する◇科学技術による管理レベルが向上し、設備の無人化管理が段階的に実現する――などが期待される。

 また地下鉄運営公司は、運行中に警報を受け取った場合、乗務員が直ちに警報を発した車両番号を確認し、すぐに車内放送を通じて乗客に適正な表現で警報を告げることを徹底させるため、「車両緊急状況警報処理実施法」をさらに完備させていく方針。

                            「チャイナネット」 2004年9月1日