チベットの道路総延長、4万キロを突破


 チベット自治区交通庁によると、区内の道路の総延長はすでに4万1302キロに達した。郷と鎮では90%の地域に道路が建設された。

 チベットに通ずる自動車道は4本に増加、ネパールの首都カトマンズを結ぶ国際自動車道も開通している。旅客輸送の85%以上、貨物輸送の90%以上を担う青海・チベット自動車道は、名実ともに交通の大動脈。

 昨年1年間の固定資産投資総額では道路建設が30%以上を占め、広大な農牧地帯に道路が開通したことで生活の利便性はより向上し、住民の収入増にもつながると期待される。昨年の道路建設費は9億1200万元。約2000キロの道路が改修されたほか、147の郷・鎮と98の行政村に道路が完成した。

 四通八達した道路網の整備により、チベットへの生活物資や建設資材の大量輸送が容易になり、内外の観光客も増えると見込まれる。この数年、内地や海外からのマイカー観光や探検、徒歩旅行者の数が倍増しており、自動車道沿線地帯は文化・情報を交流の地としてその役割が増している。名所旧跡の観光は以前に比べより安全、至便になった。

          「チャイナネット」2004年9月2日