発展途上国との経済外交活動で5つの方針


 国務院は8月31日と9月1日の両日、北京で全国対発展途上国経済外交会議を開いた。国務院の温家宝総理は演説の中で「互いに尊重し合い、平等に接し、政治によって経済を促し、政治と経済を結び付け、互いに利益を得て共に発展し、多様な形式で実効性を重んじる」の指導原則で発展途上国との経済外交活動において新しいレベルを推進することを強調した。

 会議は次の5点の方針を定めた。

 (1)発展途上国の国民生活に密接に関係する象徴的プロジェクトを優先して支援し、緊急災害救援援助を提供し、医療チームを派遣し、人材育成研修の規模を拡大していくことを重点とする。

 (2)より多くの企業が発展途上国への投資協力を進め、外国の資源を利用し、請け負う工事を広げ、国際市場を広く開拓する。

 (3)発展途上国との貿易規模を広げ、輸出製品のレベルアップを図り、サービス分野の貿易を積極的に展開し、貿易不均衡問題の解決に努力する。

 (4)発展途上国との多角的地域協力を深め、国際的な経済貿易機関や多国間システムにおいて発展途上国の利益を守ることに努める。

 (5)首脳相互訪問と多国間協議の役割を十分に発揮する。

                           「人民網日本語版」 2004年9月3日