成長するにつれて本を読まない 若者の読書調査


 中国出版科学研究所はこのほど「中国の若者(18−39歳)読書状況調査」の結果を発表した。

 このサンプリング調査は戸別訪問アンケート方法を採用した。主な調査対象者は人口規模20万人以上の全国262都市の青年。調査は18−19歳、20−29歳、30−39歳の3つの年齢区分で進められた。回答したのは6000人以上で、回答率は97.6%だった。

 調査結局によると、各年齢の若者で「読書はより重要になる」と考える割合は85%以上いた。読書の目的を聞くと、各年齢区分の70%以上の若者が、読書は知識を増やし、視野を広げ、その次に教養を高めるためと答えている。読書率を見ると、基本的に本を読まない割合は年齢が上がるにつれて増えている。

 中国の若者が読書をしない原因としては主に「時間がない」、その次に「読書の習慣がない」となっており、この2つの回答は各年齢区分の1位と2位を占めている。そのうち20−29歳の若者で「本を読む時間がない」と答えた割合が最も多く、61.6%に達した。本を読まないいくつかの原因のうち「どんな本を読んでいいのかわからない」と答えたケースが比較的集中した。

 中国の若者でインターネットをチェックする習慣があるかどうかの調査では、18−19歳の若者でネットチェックの習慣があると答えた割合は半分を上回った。さらに調査で明らかになったところでは、ネットチェックの習慣の割合と年齢は反比例になった。つまり年齢が上がるにつれてネットチェックの習慣の割合は下がっている。20−29歳と30−39歳の若者がネットチェックするもので最も多かったのがニュースだった。

                        「人民網日本語版」 2004年9月3日