呉委員長、中国とカンボジア関係の全面的な発展促進を希望


 全国人民代表大会常務委員会の呉邦国委員長は6日北京で、カンボジアのファンシンペック党の党首でもあるラナリット下院議長と会見した際、「中国とカンボジアの友好は、両国国民に実益を与えることから、両国関係の更なる発展を促進したい」と表明した。

 呉邦国委員長は、「中国は、新しい情勢における両国関係の更なる発展を非常に重視している。双方が各分野における交流を強化し、経済協力と貿易を深め、民間交流を拡大していくよう希望する」と述べた。

 これに対しラナリット議長は、呉邦国委員長に台湾問題についてのファンシンペック党の声明文を手渡したが、この声明文は、「ファンシンペック党は、一つの中国という政策を堅持し、トウ小平氏が打ち出した『平和統一、一国二制度』の方針を断固として支持する。また、江沢民主席が打ち出した台湾海峡両岸の平和統一に関する8項目の主張を支持し、中国の分裂を企むいかなる言行を強く非難し、いかなる形の『台湾独立』にも反対する」としている。

 呉邦国委員長は、ファンシンペック党の声明に感謝の意を表した。

                                 「CRI」より 2004/09/07