中国のカラーテレビメーカー、康佳集団マルチメディア事業部の匡宇斌総経理は7日、北京で開かれた「2004薄型テレビフォーラム」に出席し、業界内で現在伝えられている同社と国際家電メーカー大手との業界再編に向けた秘密交渉説について、報道関係者に「間違いない。提携相手は日本企業だ」と明らかにした。

　匡総経理によると、この話は8月中に対外的に発表する予定だったが、提携におけるいくつかの細部にわたる問題のため、今月まで公表を控えていたという。

　匡総経理は今回、康佳と提携する国際的なカラーテレビメーカー大手について「名前がFで始まる日本企業」と口にしながら、具体的にどの企業なのかは明らかにしなかった。今回の提携は資本分野には波及せず、全世界における営業販売、製品開発、市場など一連の「包括的」協力に関するものだという。両社は今月中に深センで「戦略協力関係」及び康佳の将来に向けた国際発展戦略計画を発表する。

　　　　　　　　　　「人民網日本語版」2004年9月9日