中国の最貧困人口 過去10年で5000万人減少


 7日に開かれた国際人口・発展フォーラムによると、中国農村の絶対貧困人口(1日1ドル以下で生活)は、1993年に8000万人だったのが2003年には2900万人まで減り、農村人口に占める貧困人口の割合は93年の8.7%から03年に3.1%まで下がり、国連の「ミレニアム開発目標」で絶対貧困人口を半減する目標を早くも実現した。

 2000年の国連ミレニアム首脳会議は「ミレニアム開発目標」を示した。その中には、1990年から2015年までの間に絶対貧困人口を半減させるという目標があった。国連開発計画(UNDP)の03年版人類開発報告によると、90年以降、中国に代表される東アジア・太平洋地域は絶対貧困人口をほぼ半減したとした。今回の国際人口・発展フォーラムは「中国は全人類の発展と貧困減少に多大な貢献を行い、世界史上過去50年以上も貧困人口が常に増加していた形勢を転換させ、世界の貧困人口を初めて減少させた」と指摘した。

          「人民網日本語版」2004年9月9日