中国市場、今後10年が投資の黄金期 商務部長


 商務部の薄熙来部長は8日、第8回中国投資貿易商談会が開催した「国際投資フォーラム」で、中国は市場の容量が大きく、しかも絶えず拡大を続けているとした上で、中国の市場・投資の規模が急速に拡大する「黄金期」を少なくとも今後10年間以上とする見方を示した。

 薄部長はさらに、中国市場の見通しを次のように分析した。

 中国は昨年の輸入額が4千億ドルを超え、今年は5千億ドルを超える見通しだ。2010年までに、中国の輸入額は1兆ドルに達し、さまざまな製品・分野における強力な購買力を蓄えるとみられる。現在、国内市場も順調に成長しており、一般市民の貯蓄残高は1兆2千億ドルを超えた。専門家によると、2010年には中国の沿海地域と中部地域の世帯数が1億に、これら家庭の平均年収が15万元に達し、マイホームやマイカーを手に入れる経済力や条件が整うと予想される。特に重要な点は、中国が発展途上国であるため、人口13億の需要が巨大で、かつ長期的に続くことだ。中国には決して豊かではない地域がまだ多いが、だからこそ、経済発展に伴って巨大な需要が生まれると予想している。

                      「人民網日本語版」 2004年9月10日