中日韓3カ国による流通協力 ブームの兆し


 「2004年中国現代物流発展・国際協力ハイレベルフォーラム」が今年11月初めに北京で開かれる。中国商務部が創設されてから初めて主催する物流分野における一大イベントとなる。

 フォーラムで注目を集めるのは中国、日本、韓国の3カ国だ。商務部商業改革司の邸建凱司長は8日、「中日韓3カ国は今回のフォーラムを機に流通分野における協力を一層展開していくことだろう」と語った。

 中日韓3カ国の政府首脳は昨年10月のインドネシア・バリ島での会談で、流通及び物流分野における3カ国協力で共通認識に達した。今回のフォーラムもまた3カ国による物流協力を加速させる流れに位置している。

 中国は現在、商工業企業の約80%が依然として昔ながらの物流方式を採用している。中国物流・仕入れ販売連合会の統計によると、中国の物流コストは国内総生産(GDP)の2割を占め、近代的物流業の発展はすでに目前に迫っている。同時に、日韓両国は成熟した物流体系を持っており、中国との提携の見通しは大変明るいものとなる。邸司長は「中国は今後将来、日韓両国と物流政策及び要員などの分野での交流を強化していくことになるだろう」と話している。

                       「人民網日本語版」 2004年9月10日