浙江省、全国に先んじて15年教育を普及


 中国では新学年は9月1日から始まる。浙江省の教育界によると、同省の学齢前の3年間幼稚園教育から高校までの15年教育を受ける率はいずれも85%以上に達し、全国で最初に15年教育をおおむね普及した省となった。

 最新統計によると、今年浙江省の中学から高校への進学率は87.5%で、学齢前の3年間の幼稚園教育を受ける率は85%に達している。2003年末までに、学齢児童の小学入学率は99.99%に達し、中学の入学率は98.49に達した。国際慣例の基準によると、85%の地域、85%の人口が教育を受けることになれば、「おおむね普及」したことになるといわれている。

 浙江省はまた効果的な措置を講じて経済的に困難を抱える家庭や移動人口の子女に同等の教育を受けることができるようにしている。省全体で貧困家庭に教育を助成する「教育チケット」制度を実施し、これまでに1億元を投入し、24万人の小中学生がその恩恵を受けている。

 浙江省には58万人の流動人口が存在する。流動人口の子女たちの9年義務教育を受ける率は96%に達し、全国平均より66%高い。杭州、紹興、台州などでは流動人口の子女の入学率が99%以上に達し、そのうち約三分の二の人が地元の公立学校に入学している。流動人口の費用徴収基準も他のすべての人たちと同様となっている。

                           「チャイナネット」 2004/09/10