新学期における北京小中学校の四つの変化


 先週、北京市の小中学校のほとんどが夏休みを終え、新学期を迎えた。この新学期にはカリキュラムなどの面で四つの大きな変化が現れている。

 ◇ 80%の新入生のカリキュラムが改正

 義務教育を実施している北京市の80%を占める1700校、35万人の小学生と中学一年生は改正後のカリキュラムと対応した新しいテキストを使用することになった。

 新しいカリキュラム計画は学校側のイニシアチブを強化した。モデル校と言われる一部の実験学校は義務教育の9年間を「小学6年」と「中学3年」に分けてもよいし、「小学5年」と「中学4年」に分けてもよいことになった。新しいテキストも実際生活との結びつきを重視し、エイズ予防教育をも授業内容に組入れることになった。

 ◇ 一部の高校に第2外国語を開設

 一部高校の一年生のカリキュラムでは第2外国語の授業を開設することになり、7校がフランス語を選ぶことになった。学生は卒業の際、大学入試の点数が国内大学の合格基準に達すれば、フランスの大学入試や大学予科の入試を受けることができ、フランス大使館が学生を推薦することになっている。

 ◇ 小中学生に電子学生証を使用

 新学期において、北京市教育委員会は小中学生に情報管理システムとICカードの使用を普及した。ICカードは北京市の学生の身分証明書であり、学校名、氏名、性別、証明写真、学籍番号(バーコード)などの情報がインプットされ、学生割用乗車券の機能をも有している。2006年末には、すべての生徒がICカードを使用することが考えられている。

 ◇ 小学校に留学生部を設置

 小学生の留学生徒が北京に来ることになるに連れて、一部小学校は北京市教育委員会の認可を得て国際部を設置する資格を取得した。最近、北京小学(学校名)にも留学生部が発足した。北京小学の留学生部は全世界に向けて生徒を募集し、小学生の短期留学や交流に便宜をはかるものである。

                          「チャイナネット」 2004/09/10