政府高官がインタビューを受ける際は標準語で


 今年、標準語普及10周年に当たり、中国教育部の責任者は記者会見の席で、「教育部は関係部門と協議し、政府の幹部らが、今後、インタビュー受ける際やテレビなどに出る際、方言ではなく、標準語を使うようにするべきである」ことを明らかにした。

 伝えられるところによると、中国には現在、国家クラス及び省クラスの標準語試験に係わっているスタッフは3−4万人に達しており、社会のさまざまな業界ですでに試験を受けているものは1200万人を超え、数多くのものが標準語試験にパスし、教師やアナウンサー、ニュースキャスターになり、標準語試験にパスすることはすでに政府行政機関のスタッフになる基本的条件の一つとなっている。

 教育部言語・文字応用管理司司長の楊光氏によると、現在、中程度の都市及び大都市では、80%以上の人が日常の交流を標準語で行っており、90%以上の都市住民が、標準語の勉強及び使用に賛成している。しかし、中国には、数多くの方言が存在し、標準語との違いは極めて大きい。農村部では、依然として、40−50%の人たちが標準語でスムーズにコミュニケーションができない状態にある。その中には、公務員や教師、窓口業務を行っているスタッフが数多く含まれており、また、一部の青少年たちも含まれている。

 その上、楊氏は、一部の公務員は勤務中やインタビューを受ける際も方言を使い、テレビで放映されたりする。これは標準語の普及に悪影響を及ぼしており、教育部は関係部門と協議し、できる限り、政府の幹部らはインタビューを受ける際やテレビに出る際は、方言ではなく標準語で話なすようにするべきであると述べている。

 標準語は、3つのグレードと6つのレベルに分かれており、その中には、一部の方言がまじっているものもある。来年、全国標準語普及のイメージ大使コンテストが行われる予定で、各地で一次予選が行われた後、中国教育部によって、最終選考を行い、標準語を上手に話す人で、ルックスの悪くないものは誰でも申し込むことができる。

                       「チャイナネット」 2004年9月10日