日本の「中国は軍事的脅威」の報告に外交部コメント


 外交部の孔泉報道官は16日の定例記者会見で、日本首相の諮問委員会が提出した報告書について、記者の質問に答えた。

 ――日本の首相のある諮問委員会は、報告書の中で、中国が日本に対する軍事的脅威になると初めて言及している。中国はこれに対しどのように反応するか。

 私もあなたの言う報道を見たが、これはごく少数の人が事実を顧みずに出した結論だと思う。なぜか?中国の昨年の国防予算は米ドルに換算して約215億ドルだ。しかし、日本の国土は中国に比べて小さく、中国のわずか25分の1で、人口は中国のわずか10分の1程度だが、日本の軍事予算は600億ドルに相当する。

 近年、中国は繰り返し明確に言明しているが、われわれの周辺地域に対する政策は「隣国との友好、隣国の安定、隣国の富裕」であり、「隣と善をなし、隣を伴とする(隣国との友好やパートナーシップを推進する)」である。われわれは近隣諸国の利益を損なうことはなく、われわれが追求するのは本地域が交流・協力を通じて共同の繁栄を実現することだ。われわれは中日両国が健全に発展する互恵関係を維持することは両国の人民に役立ち、地域の平和と安定に役立つと信じている。

         「人民網日本語版」  2004年9月17日