世界銀行の対中借款は12.17億ドルに達し、近年以来最高


 世界銀行の発表した最新のレポートによると、終わったばかりの2004財政年度のうちに、世界銀行の対中借款は12.17億ドルに達し、2001と2002財政年度の総額を上回り、同財政年度の対中借款の伸び率も史上最大となった。

 「新京報」紙のニュースによると、2004年に世界銀行は中国の九つの建設プロジェクトに12.17億ドルのローンを提供した。世界銀行中国局の局長をとなったばかりの杜大偉氏は「2004年から、中国の中部と西部の交通、教育、農村部の発展と都市部の環境保護が世銀の借款によってサポートされる重要な分野になるであろう。世銀は、これまでサポートしてきた工業とエネルギー多消耗産業への援助を取り止めることにする」と語った。

 20世紀末から、中国は世界銀行にとって最大の借款受け入れ国であった。世界銀行と中国政府が調印した「将来三年の連続発展プラン」によると、2005―2006財政年度のうちに、世界銀行は中国に12−15億ドルの借款を提供、総額は最高で45億ドルに達する見込み。

         「チャイナネット」  2004/09/21