北京の都市建設が大規模・急ピッチの発展期に


 北京市建設委員会の王銀成報道官は記者会見の席で、「北京市の都市建設は、日進月歩の変化を遂げている。スピーディーで、規模が大きく、質も良く、レベルも高いことは、中国歴史上未曾有なものであり、世界の首都の都市建設においても、史上空前のことである。北京市の都市建設は、すでに大規模、急ピッチの発展期に入っている」と語った。

 王銀成氏によると、1978年の改革開放以来、北京市の都市建設における固定資産への投資は14375億元、起工または再施工面積は9.3億平方メートル、竣工面積は3.5億平方メートルに達する。2008年オリンピック誘致の成功と国際化大都市建設の目標を掲げている北京の都市建設は急ピッチに進められている。2003年の北京市における竣工面積は3222万平方メートルで、それぞれ中華人民共和国建国初期の16倍、改革開放初期の8倍となっている。

 王銀成氏はさらに次のように語った。1999年以来、北京市政府は240を超える大型プロジェクトを打ち出し、首都図書ビルディング、中華世紀壇などの文化施設と首都医科大学科学研究棟、北京生命科学研究所などの科学研究教育施設が建設された。それと同時に、生態環境と都市緑化・美化のための建設を中心とする大気、水に関する都市環境の総合的整備も進められている。1998年から2003年の6年間における北京市の住宅新築面積8297平方メートル、都市住民の一人当たりの住宅面積は1978年の4.55平方メートルから2003年の18.7平方メートルに拡大し、25年で住宅面積は25倍増となった。北京市の一人当たりの住宅面積は、すでに当初の「小康レベル」の目標を上回っている。

 公共施設の建設、住民住宅の建設、都市基盤施設の建設及び大型特殊機能施設の建設は北京市の都市建設の重要な課題となっている。王銀成氏は、2008年オリンピック関連施設の建設は、北京市の都市建設の新たな建築ラッシュをもたらすことになり、北京市の都市現代化プロセスを大いに加速させることになろう。

         「チャイナネット」  2004年9月21日